ハリウッドがDVDの高解像化を望む理由

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0402/06/news081.html

こうした中で、より高付加価値のコンテンツを将来のために育てたいという意図が、ハリウッドの映画スタジオにはある。2004年の現時点において、より高付加価値、すなわちフルHD品質(1080P)で、より高い音響品質の次世代DVDは不要だが、2007年以降を見据えた時、映画産業の成長を維持するには、高付加価値コンテンツは不可欠なものとなるからだ。
 幸いなことに、米国ではHDTVの販売台数が伸びてきており、2005年中には世帯普及率が10%を大きく超え、2007年にも50%に達するだろうと予想されている。テレビ受像器の品質が高くなり、デジタルCATVの普及などでHDコンテンツが増加すれば、HD映像が記録されたコンテンツへの需要も増えると予想される。