アップル、iPhone 3Gの新モデル――動作速度向上の「iPhone 3G S」

http://www.rbbtoday.com/news/20090609/60419.html

実際のところ、新鮮味は薄いけど、ネットブックとかいう前に、まずはスマートフォンで世界を制すって感じ。3Gとの併売は隙がないなって思いました。

Appleは3Gの浸透がまだまだと思って、じっくり攻めようとしているなって思いましたね。

私は、iPhone 3Gと3GSがApple Storeに並んでいる絵を見ていて、Appleってここ暫らくは真面目に携帯電話を売るつもりなんだなと思いましたよ。

新しい3GSはいいけど、事前の噂などと比べると控えめ。ネットブック型なんか影も形もない。これを私はアップルの限界とは見ないで、Macみたいなパソコンと違って、携帯電話は成熟市場なんだと痛感した。景気低迷もあるし、米国のAT&Tにも日本の2年縛りみたいな制約はあるので、3年目のiPhoneは飛ぶようにはいかないかもしれないわけで。

実は、発表当日から感じているのだけど、3GSの地味さ、3Gの併売って、WWDCとはあまり関係ないあたりの3GS購入アンケート(たとえばmixiのアンケートとか)を見ると、かなりの温度差も感じる。やはり新鮮味に欠けたのか、驚愕の興味の低さ。

もしかすると、それでも今は3GS買う買うと盛り上がってる人も、新しいiPhoneOSの3.0出たらさらに冷める気もしたり。

でも、その辺も見越していたのか、iPhone3GSの販売価格体系は去年の3Gの時と同じらしい。そこにキャンペーンなどが乗る(9/30まで)。

それでも今度のiPhoneはそうは簡単に売れないかもしれない。3GSの良さは3Gを使っている人にこそわかる内容で、結局触ったり使ったりして理解してもらわないと、新しい利用者は増えないかもしれない。そうなると、私らのような3Gユーザーが宣伝係にやはりなるんだろうな。3GSに乗り換えるかどうかは別として。

Appleは新機能をどんどん追加していくのでなく、きっちりと触って納得して理解してもらおうと王道を行こうとしている感じ。

というか、携帯電話市場でこれから横綱相撲を取ろうとしているんだと思う。今回の新製品は株価への影響は必至だろうけど、そんなもので動じてないのがAppleかな。

そして、実はそんなに変化しなかった外見よりも、実際に触ってみると、また違うらしいって、これはミイラ取りがミイラになるってことですけど。