ハウル」千尋超える!?スクリーン増以上の勢い

http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20041122170505/Fuji_EN_320041122026.html

ハウル」が“千尋”超え!2日間で邦画史上最高:http://www.sanspo.com/geino/top/gt200411/gt2004112305.html

邦画最高!ハウルの動く城2日で15億円:http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/11/23/02.html

ハウル千と千尋」超え濃厚−公開2日間の観客動員&興行収入日本記録
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20041123/spon____hou_____005.shtml

千尋超える!」当然でしょう〜。
ということで、学校の音楽祭で連休になった昨日、平日だから混雑しないだろうということで、白紙の状態で見てきました。

すごいです。途中まで、ちょっと若作り(!)な倍賞千恵子と老女ソフィーにペースが合わなかったのですけれど、魔法は使えないけど掃除はできるとばかりに、城の中を掃除しまくるあたりから、映像が輝いて見えてきました(いつもよりも地味な映像なんですけどね、どちらかといえば和み系)。

こういう魔法の世界で、千と千尋のような心象風景を描くことができるのだろうかという当初の一抹の不安もありましたが。でも、明朗快活な宮崎冒険活劇なら、それもいいかって思っていたんですけど。どちらも杞憂。

映像のテーストは、J-WAVE投票で宮崎アニメ堂々の第一位『天空の城ラピュタ』!。
たしかに、ハウルを救おうとがんばる主人公の女の子は、ラピュタの子を彷彿させますが、途中で出会う登場人物たちと旅?を続ける姿は、千と千尋の後半シーンを思い出したり。だから、冒険活劇なんだけど、ほんとうに驚くばかりに精神的な心象風景が目の前に広がるって感じです。例の水の青さとか、そういう心象にCGを有効に使うってのは、ハリウッドではできないと思うんですけど、そんな人材がいないというか...。

で、ハウルはよく見ればハクと似ているし、龍ではないけど空は飛ぶし。まあ、悪魔の力身につけた〜♪っていうデビルマンですよ、あれは(謎)。でも、その心は『蛍の墓』だし。うーん、穴の奥でうずくまるハウルは恋する大トトロだったかもしれない(大謎)。

白紙の心で見たといっても、毎日目に飛び込んでくるMSNなんかで(汗)、映画を見る前に読んだ評で、「私は本作を、宮崎版“冬ソナ”として観ました!」「ハウルは一体何者なの?と思わせながら、最後まで素性が今ひとつ分からなかった」というのが印象に残っていましたが、たしかにその通りといえるけど、『冬ソナ』だったら許せるかぁ。あり得ないかもしれないけど、主人公もハウルも優しい。