分かれた道はやがて一つに!? 日米のPC事情

http://www.zdnet.co.jp/news/0312/15/cjad_kodera.html

 もともとコンシューマーPCでDVD-Videoを作るというソリューションは、米国からやってきた。2001年初頭最初にそれをやったのは、Appleだ。だがその目的は、もっとココロザシの高い、クリエイティブな用途としてであった。現在のように、テレビ番組のDVD化という目的に最初に合致したのは、それから半年後にリリースされたソニーの「VAIO RX(PCV-RX72K)」だった。

 DOS時代から行政やビジネスでガンガンにPCを使ってきた米国とは違い、日本のビジネス市場はもともと小さい。そこで国内では早くから一般家庭に活路を見いだし、よりエンターテイメント性の強いPC、すなわちAV機能が強化されたPCというアプローチを進めてきた。さらにDVDドライブ自体もほとんど国産のため、ドライブの価格低下や入手しやすさは米国とは比較にならなかったこともある。それ以降、日本では、DVDドライブ搭載PCが矢継ぎ早にリリースされ、現在の状況になっている。