Media Center Editionの船出から見たLonghorn

toshiroh2003-10-16

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1017/hot285.htm

 (元麻布春男の週刊PCホットラインより)現時点において放送のデジタル化という点では、おそらくわが国の方が米国を上回っているのではないかと思われる(ケーブルテレビはそれなりにデジタル化されているが、コンテンツがデジタル化されているようにはあまり思えない)。それより何より、テレビ番組を録画する、という行為にかける情熱がわが国と米国では比較にならない。TV視聴や録画、DVD化といった機能へのこだわりを考えると、Media Center Editionをマニア向けに売るのは難しいように思われる。

これはあくまでも筆者の予想に過ぎないが、2004年のある段階でLonghornを2005年にリリースすることは難しい、という結論をMicrosoftは下すだろう。Longhornを延期する代わりに、2004年の後半をめどにWindows XP Second Editionのリリースを行ない、そのサポート終了日を2009年末まで延長する。Windows XP Second Editionは、IntelAMDの64bitアーキテクチャに対応したWorkstation版の64bit Windowsを同梱するのが最大の目玉。GUIもLunaを止め、もっとシンプルなものに変えると同時に、IEOutlook Expressの見直しを行い、上述の7つのうち間に合いそうなものを盛り込む。ハッキリ言って書いている自分がペシミスティックに思えてくるが、筆者の予想を裏切ってすばらしいLonghornが出てくることをみんなが望んでいるハズだ(LonghornがLong Goneになってはシャレにもならない)。ただ、その場合でもライフサイクルの見直しだけはぜひお願いしたい。