明るいレンズが魅力の710万画素デジカメ ーPowerShot G6

http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0410/04/news001.html

明るいレンズのメリットは何か。たまに誤解している人がいるが、明るい写真が撮れるという意味ではない。「レンズが明るい」=「選択できる最大絞りが大きい(数値が小さい)」ということであり、絞りに連動して、より速いシャッター速度が使えることが第一のメリットだ。例えば、F2.8のレンズでシャッター速度が1/15秒になるシーンでは、F2.0のレンズなら1/30秒で撮影できる。
たった1段分しか違わないとナメてはいけない。夕方や夜間、室内などの薄暗いシーンでは、わずか1段の差がブレるかブレないかの瀬戸際になる。しかも手ブレ補正機構とは違って、手ブレだけでなく被写体ブレも抑えられる。
第二のメリットは、レンズが明るいほど被写体深度が浅くなり、その分ボケが大きくなることだ。コンパクトデジカメは撮像素子のサイズが小さいので被写界深度が深く、一眼レフ機のような美しいボケ味はそもそも期待できないが、それでも近接撮影であればF2.0ならではのボケを楽しめる。