任天堂に“ニッキュパ”を封じられたPSP

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0928/kaigai122.htm

PSPチップはSCEの自社製造であるため長期的に見るとPSPの方が有利となる。まず、自社製造の場合には、原理的にはチップを作れば作るほど1個当たりのコストが下がる。製造に当たって一定の変動費はかかるものの、Fab(工場)自体の減価償却は進むからだ。
ちなみに、SCEのFab戦略は明快だ。膨大な数量が出るゲーム機向けに半導体Fabを建設し、高付加価値のゲーム機チップで減価償却を行なう。そして、減価償却後のFabは、ソニーグループ向けに他の半導体製品を低コストに作るように転換する。そうやって、PSPなどでFabの減価償却を行なうことで、ソニーグループ全体の半導体製品へのコストを押し下げる。