iPodはMacと同じ運命をたどるのか?

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20065505,00.htm

Appleがこの方針を続けるなら、同社の(市場)シェアは下がっていくだろう」とRealのGlaserは3月に開催されたPC Forumのなかで述べている。同氏は、顧客が「iPodを買ってみたが、楽曲を買える店が1つしかない。これは一体どういうことだ?まるでソ連じゃないか?」と思うにちがいないと発言した。
 Realもまた自社独自のDRM技術を採用しているが、AppleのFairPlayやMicrosoftWindows Media Audio(MWA)フォーマットに比べ、この技術は市場での普及が進んでいない。特に、Realのフォーマットをサポートしている携帯音楽プレイヤーはごくわずかしかない。さらに、iPodの売上好調で勢いづくAppleの影響から、RealNetworksは短期的な危機に直面しているとアナリストらは述べている。
(中略)
Appleにとっては、ソフトウェア関連のパートナーを増やすことには何のメリットもないと考えられる。
iPodの売れ行きがこれほど好調なのは、ハードウェアとソフトウェアやサービスとが非常にうまく統合されているからだ。そのためAppleにとっては、RealNetworksを含めた他社にiPodを解放し、互換性のあるソフトウェアを増やすことへのインセンティブがあるとは思えない」とTechnology Business ResearchのアナリストTim Dealは述べている。「iPodを買うような人たちには、使いやすさが重要なことは明らかだ。だとしたら、AppleiPodに他社のソフトウェアとの互換性を持たせて、もわざわざ問題のタネを蒔くような真似をしたいと考える理由がどこにあるだろうか」
「RealNetworksにチャンスがあるとすれば、それはiPodのユーザーがApple以外のサービスを使えないことに不満を表すといった場合しか考えられないが、いまのところそうした声はあまり耳にしていない」とNPD Techworld のアナリストStephen Bakerは述べている。
RealNetworksには土産として持参できそうなものがほとんど見あたらない。